その名もダニ・メンドーサ 〜戦いのゴング〜
すでにこの時から、戦いの準備は始まっていた・・・

ワイルド♂の背中にポツンと一人、お散歩する物体が(-_-;)

このダニは国産につく粉ダニのように小さいものではありません。

むっちゃデカイ、ダニです。歩いていると目立ちます。
ワイルドタラによく寄生しているダニで、すぐにわかります。 だってでかいんだもん(-"-)

さてさて、ワイルドタラを購入し、初めて産卵が成功したときの様子です。
菌糸ビンで産卵させ、ビンから卵が初めて見えました(^O^)/ それはそれは、大変うれしく感激の瞬間です。
しかし、数日後、事態が一変!!なんと、先ほどのデカダニが卵の上を徘徊しているではないですか!!
タランドゥスの卵は腐りやすく、割り出したときに腐った卵にこのダニがいることがあります(-"-) それを見て、よくこのダニが卵を吸っちゃう!!と言われてた頃です。
「ああぁ、吸うなら俺の血を吸え!!」といっても、ダニはのんきに卵の上をトコトコお散歩してます。
初めての産卵なので、卵で取り出しても管理方法がわからなかったので、このときは覚悟を決めてそのまま放置しました。 がんばれ卵のジョー!!負けるな卵のジョー!!

見えている卵全部に、このダニがいました。不思議なことに、卵1個につきダニ1頭なのです。
しかし、2週間後、どれひとつしぼむことなく全頭孵化しました。 奇跡だ〜(^O^)/
ここから戦いの火蓋が切って落とされました。

青コ〜ナー、BONジム所属〜、初令のジョー!!
赤コ〜ナー、チャンピオンジム所属〜、最強のチャンピオン、ダニ・メンドーサ〜!!
「ファイ!!」 カ〜ン♪

「お〜と、チャンピオンの右ボディブローが、ジョーの左わき腹をえぐった〜」

ジョーは必死に菌糸に寄りかかり、踏ん張っている〜

ああぁぁぁぁ、吸わないでくれ〜

透明なプラスチック版を挟んで目の前で、初めて孵化したタラ幼虫がメンドーサにやられていく・・・
たえられな〜い!!

その後、孵化後10日ぐらいして、初令のジョーのスタミナがついてきたところで割り出しました。
割り出したジョーのボディには、しっかりとメンドーサのボディブローが炸裂しております。

でもなぜか、1頭ずつなのですが????
普通、ダニってたくさん繁殖しませんか???
結局、初令のジョーは12頭いました(*^^)v
メンドーサは・・・捕獲は7頭(-"-) でも、取り逃がしたものもいるので、ほとんど全頭についていた模様です。

右もカラに見えるプリンカップ。。。。もち、メンドーサくんです。
せっかくなので、このメンドーサくんをプリンカップで1頭ずつ飼ってみました。
飼育方法は濡れティッシュ管理法です^_^;
エサ等はまったく与えず、霧吹きで水分のみを与えています。
さてさて、どこまで生きるでしょうか・・・・
あとがき・・・?
その後メンドーサは、水分のみで1ヶ月以上も生き続けました。(水分忘れて、カラカラに干上がって☆に・・・・すみましぇん!)
これは、メンドーサは昆虫の体液を吸わなくても長く生存できるということです。
もちろん、昆虫の体液は重要なタンパク源だと思うので、吸えるときは吸うんだと思いますが、大事なタンパク源が☆になってしまっては、その後の生活に困ってしまいます。
そこで、メンドーサは幼虫を殺さぬように、上手に体液を吸っているんではないでしょうか。卵を吸って殺してしまうとしたら、殺した後に次の生体を求めて移動しなければなりません。メスが詰めた産卵床の中を自由に動き回れるとも思えませんし・・・しかも、運よく次の幼虫が見つかるとも限りません。ダニがそんなバクチのような生き方をするほど愚かだと思えませんので、おそらく卵が孵化するまで大事に見守り、育ててから吸っているのかもしれませんね。
そしてやがてタラが成虫になり、♂と♀が交尾するときに、どうやら♀の羽の下に移動するようです。
♀の羽の下でたくさん繁殖している事が多いそうです。♀で繁殖したメンドーサは、♀が産卵するときに、卵に1匹だけ乗り移るのでしょう。
これが、メンドーサの繁殖サイクルではないでしょうか。
1個の卵に1頭だけメンドーサが付くのは、多頭付いてしまうと、それこそ幼虫を吸い殺してしまう恐れがあるのかもしれませんね。生きるための知恵でしょうか。賢いですね^_^;

最後に・・・・
メンドーサが孵化率に与える影響はなさそうです。
今回メンドーサがいても100%孵化しました。しかもその後の幼虫も吸われて落ちた幼虫はいません。
その後、メンドーサが付いていないケースの卵を得ることができましたが、孵化率は80%ぐらいでした。
結局、メンドーサによって孵化率が下がるのではなく、その他の要因で孵化しない卵が腐ったときに、しょうがなく吸っているのだと思います。
見方を変えれば、メンドーサは自分が繁殖するためには、タラに無事孵化してもらって成虫になってもらわないと、いつまでも一人ぼっちですから、卵が孵化するようにがんばって管理しているかもしれませんよ(^^♪ これぞメンドーサ管理法!! ちゃんちゃん。