第3ラウンド 〜カワラ菌糸ビンセット〜

死の淵?から生還したタラ娘には、体力的に問題があるかもしれないと思ったので、穿孔の体力消耗が材よりも小さいと考えられる菌糸ビン産卵セットを用意しました。
この菌糸ビンは、タラの産卵用に作成していただいているカワラ菌糸ビン。

容器は2Lのブロー容器。

ごらんのように、とってもおいしそう(*^_^*)
産卵に対するノウハウも詰め込まれているそうです(*^^)v
ご覧のように、中ケースに菌糸ビンをセットし、マットで菌糸ビンの3分の1を埋めました。
そしてちょうどマットの高さに穿孔用の穴をあけました。
マットは成虫管理用の未発酵マットで、加水してません。

産卵モードに入ったタラ娘はエサは食わない・・・との事ですが、ごらんのとおりエサ食ってます(-"-)
2日ほどして、タラ娘は自分から菌糸ビンに入っていった。
おおぉぉ〜穿孔したのかぁ(^o^)丿と思ったら、翌日にはなぜかビンの上でダンスを踊っている。そんな事が2,3度続いておりました。
この頃はクーラーはつけっぱなしで、室温は25度〜26度ぐらいに設定。しかも、ガラスケース内に置いていたので、温度変化と空気の流れがない状態。
そこで、ちょっと温度変化と気分転換をさせてみました。ケースのフタの間に挟んでいたビニールを取り外し、一晩ケースを外のベランダに放置してみました。外気温は27度ぐらい。
それから、室内のクーラーのきいた部屋にいれたその日、穿孔を開始してくれました。外の風に当てたのと温度変化がよかったのでしょうか(*^_^*)今度は行ってくれそうです。
見て下ださい(^o^)丿これが2週間後の菌糸ビンです。
穿孔開始から翌日にはビンのそこまで着いていました。それからタラ娘はまわりの菌糸を噛み砕きはじめました。
同じ部分を何度も何度も噛み砕き、ふわふわの状態にまで粉砕してます。
これがうわさの産卵床のようです。結構大きいですね(*^_^*)
感動の瞬間!タラを飼い始めてはや2ヶ月近く。やっと卵を拝むことができました(*^_^*)
これもひとえにいろいろとアドバイスを下さった皆様のおかげですm(__)m
2週間が過ぎたころ、見えていた産卵床に小さな隙間ができていました。
よく見ると、その隙間からなにやら薄い緑色っぽい物体が見えています。
少し、奥に入っていてよく見えないのですが、どうやら卵のようです。
タランドゥスは、穿孔してから2週間で卵をばらまき産卵するそうです。そして、一度に10数個の卵を産んだら、そのあとはピタッと卵を産むのをやめてしまうらしい。。。
今回は何個の卵を産んでくれているのでしょうか(*^^)v
卵を発見してから、約1週間。
卵が孵化してきました。孵化してしばらくするとあちらこちらから初令が見え始めました。
菌糸ビン産卵の良いところは、菌糸が劣化してなければそのまま孵化した幼虫のエサになって育ってくれることです。(カワラ菌糸は劣化しやすいので、25度以上には温度を上げないように!)
食痕が確認できるまで、じっくり待つことにしました。

1ヶ月半後に割り出せれば、ちょうどよいかもしれませんね。
待てないだろうなぁ^_^;

孵化してから1週間。
幼虫たちもたくましくなり、自らカワラ菌糸へ食い進むようになってきました。
しかし!!!よくご覧ください。わかる方にはわかります。幼虫には天敵とされている刺客が・・・・
一瞬うろたえてしまいましたが、いろいろアドバイスをいただきそのまま様子を見ることにしました。

この天敵については、「なんちゃって考察」にて改めてレポートいたします。

穿孔から3週間経って、卵の孵化が確認できてきた頃、あるプロジェクトを発動しました。
それは、タラックジャックプロジェクト。 有名な天才外科医タラックジャック先生においでいただき、菌糸ビンのブロー容器を手術していただこうという壮大なプロジェクトです。
なぜ、このようなことをするかというと、タランドゥスは2週間ほど経てば卵を産みきってしまい新たな産卵はしない習性があるそうな。そこで、あたらしい産卵セットにいれかえてやれば、産卵モードの入ったタランドゥスは、またそのセットで産卵をくりかえすらしい。
産卵部屋内でじっとしているタラ娘を確認後、幼虫を割り出さないでタラ娘のみを救出するには、タラックジャック先生しかいない!
ってことで、ご覧のとおり、みごとその部分だけを鋭いメスでカットしていただきました。
タラ娘を取り出し、さらに10日ほど経ってから割り出しをしました。
案の定、1ヶ月半も待てませんでした^_^;
割り出しするために、再度タラックジャック先生にブローのおしりをカットしていただき、そのまま菌糸をスポっと抜き取りしました。こうしないと、幼虫つぶしそうになるほどカワラ菌糸は硬いですよ。気をつけましょうね(^_-)-☆
あとは、スプーンと筆を使い慎重に割り出し作業です。
左の写真が割り出した初令幼虫です。
左側の写真をよく見てください。お腹上部になにやら米粒みたいな物体が・・・・そうです、これがうわさのダニ・メンドーサです。オオクワなどにつくダニとは違い、超巨大ダニです。その大きさからボクシングチャンピオンのメンドーサの名をいただきました(*^_^*) 初令のジョー対ダニ・メンドーサ!白く燃え尽きるのはどっちだろうか(-"-)
それと右の写真は、ちょっと気になった幼虫がいたので。。。
お尻の先っぽに黒い点が見えています。ホクロのようなものです。その後、この初令は2令になることなく・・・・

結局、12頭の初令を割り出すことができました(*^_^*)
腐った卵は見当たらず、すべて孵化していたようです。初めてにしては上出来な結果で大変満足。

でも、ほとんどの幼虫にはダニメンドーサがついていました。でも、1頭も☆になることはなく無事に(^o^)丿
やはり、必要以上に慌てる必要はなかったんですね(^_-)-☆