第2ラウンド 〜初の材産卵〜
前回、材の中でご休憩をしていた♀を再度ペアリングしました。
どうもまだ産卵モードには入っていないようです。 温度を上げて、高湿度の中で再度ペアリングしました。
この後、温度を27度近くまで上げてます。

時は西暦2005年11月15日。結局、羽化から6ヶ月が経ちました^^;もう成熟したでしょう。
タランドゥスは、高温ではエサを食べ、低温では休憩に入るようで、産卵温度は23度ぐらいといわれています。
(実際、タラ長女は23度前後で産卵しています。)
そして、産卵モードと呼ばれる産卵スイッチが入ると、次々に産卵を繰り返すようになります。

産卵モード突入へのきっかけは、温度変化が大きな要因の一つだといわれています。(もちろんそれだけではないでしょうが・・・)
私がよくやる手は、高温・高湿度下に置いて、本能を呼び起こす!?方法です。
霧吹きで、これでもか!と水分を与えた後、ケースの下にプレートヒーターを入れてケース内の温度を27度ぐらいまで上げてやります。
もちろん、ケース内は蒸れ蒸れ状態に見えますが、27度ぐらいでは☆の心配はありません。このまま3,4日置いておけば、休憩していた♀がゼリーを食べ始めます。そしてその後、温度を一気に23度にまで戻して、乾燥したセットに投入させ、乾季が来たと思わせます。
(私は勝手に雨季から乾季の変わり目に産卵しているのではないかと想像しています^^;)
名づけて「 故郷よこんにちわ。本能よリバイバル!あなたに会えてよかった セット法」(*^^)v


5日間高温多湿ブリードをして、さぁ再セットです。
2005年11月19日

レディには失礼ですが、セット前に体重を量っておきましょう(*^_^*)
6.0gでした。

48mmほどの♀ですので、6.0gであればそろそろいい時期だと思います。
産んでくれ〜
今回は、新鮮な人工カワラ材でのセットです。
たまたま行ったショップにカワラ材が置いてあったので、それを購入しました。なかなかの太さです。
いつもは、皮を全部むいてセットしていたのですが、今回は皮をむかずにセットです。
エサを食べていたのでゼリーをいれ、材にあけた穴の高さぐらいまで乾燥マットを敷いてます。
なんと、
セット翌日には、あっさりと誘導孔に穿孔していきました。
ただここで、削りカスが止まると休憩に入る恐れもあるため、しばらくは注意が必要です。

2日後には削りカスが暴発しました^_^;
産卵まで穿孔してくれることに期待しましょう(*^^)v
セット翌日
セット2日後
 

2005年12月10日
穿孔から20日ほどが経ちました。我が家ではおよそ3週間ほどで孵化してきてますので、産んでいたらそろそろいい時期です。
その間、夜な夜なカリカリ材を削る音が聞こえてきましたが、2週間目あたりから音がピタリと止みました。産卵かなぁ・・・と期待しつつ(*^_^*)
菌糸産卵なら安心して長期置けるのですが、材は初めてだし、材の湿気具合や状態によってニョロ輔が落ちるかもしれないという不安があるので、ここは思い切って割り出しです。
穿孔した穴を少し削ると、すぐそこに♀がいます??? あれ?もう出てきちゃった・・・産んでないの? 頭の先の材をバリっとめくると・・・わぁお、卵だ。
産卵床がありまました。
孵化直前のようです。
もうちょっとめくると・・・
「なにするんじゃ(-_-メ) 今孵化したところじゃ!」と怒られてしまいました(ーー;)
さすがに真っ白な幼虫を取り出す勇気はなかったので、その辺の木片を乗っけて、ちょんまげ^_^;
いやぁ、ビックリ。いきなり卵発見です(*^_^*)が、孵化しそうなぐらいパンパンでしたで、ここはハッチェリーさん法で管理です。
ちょっとへたくそなハッチェリーさん法ですが我慢してね ( この3時間後には孵化しました・・・危ない危ない。)
先ほど見つけた孵化したてのニョロ輔は、頭が真っ白だったので、本当に孵化後数時間しか経っていないようです。さすがに触れませんでしたので、戻すことに・・・でも、めくった木片がどれか判んなくなったので、テキトーに木片を乗っけたら、ちょんまげになっちゃいました^_^;
このまま割り出しを続けるのは危険なので、ここは一旦手を引きます

それと、取り出した♀の体重測定。
5.7gということは、0.3g減っています。
10個前後は産んでくれていそうな気もしますが・・・

12月13日
もう一度ちょんまげをどけてみると・・・
おっ!孵化していたニョロ輔がいません。
無事に移動を開始したようです。

これなら、割り出しをしてももう大丈夫でしょう(*^^)v 

割り出し再開です。

少しめくると、移動していたニョロ輔がいました。
あわゆきさん血統ゲットです(*^^)v
♀が頭を向けていた先に、大きな産卵床がありました。
ここに何匹いてるんでしょうか・・・
おっ、やはり境目にいました。タラの初令幼虫は産卵床の境目でよく見つかります。 あら、まだ卵のかたもおられたんですね^_^;
ニョロ輔が卵を抱いて出てきました。
結果、卵1個と10頭の幼虫です。先に割り出した卵を含め12頭を得ることができました(*^^)v


すべて割り出した後の産卵材の姿です。
これは、材の芯です。

ご覧のように、ものの見事に芯に産卵部屋を作っていました。
ものの見事に真っ二つです。

タランドゥスは材の芯付近に産卵床を作ると聞きますが、本当のようですね。


なにわともあれ、あわゆきさん血統の次世代をゲットできました。
初めての材産卵も、ようやく成功しました。
こうして材産卵を経験してみると、これはこれで菌糸と比べて楽しいもんだと感じました。菌糸ビンだと産卵しているのが判ってますし、割り出しが難しい面もあります。しかし、材は産んでいるかどうかを材を割りながら探していくので、結構ドキドキもんでスリルがあります。
そして、見つけたときの興奮がたまりません(*^_^*)しかも、割り出しは結構楽です。これから材セットにしようかなぁ。
ただし、材セットの場合、注意点があります。
菌糸ビンセットと違い、中の状態がわかりませんので、材の蒸れや乾燥により卵や幼虫が落ちてしまうことがあります。
割ってみて初めて気がつくので、この点が難しいところだと思います。

そうそう、このニョロ輔達、半分は♂のブン太くんを貸してくださったY氏の元に行き、3頭はあわゆきさんのプレで恩返しをさせていただきました。
で、1頭が割り出し時から虚弱体質で★になったため、気づいたら残ったのは2頭でした!さぁ次産んでくれないと困るぞぉ!