2006年秋の新作蛹室について

約半年間、タランドゥスに人工蛹室を使ってきて
・寝返りを打ちやすい蛹室がよい。
・羽化直前にスムーズにうつぶせになるには、壁の高さと、
反り返しもしくはフタが必要である。
・破水量が多いので、吸水力が必要である。

と感じています。
以上の、観点から、スポンジ製の人工蛹室では、個体の大きさごとにタランドゥスにマッチしたものを探すのが大変であるため、オアシスでの自作蛹室が一番安全な方法でしょうか。
ちなみに、スポンジ製のオアシスでは、仰向けになったまま羽化を始めてしまった個体もいてました(-"-)
ただし、オアシス製の欠点は、簡単に潰れてしまう事・・・・一生懸命作った人工蛹室が1回で終わり・・・ってちょっと悲しいですからね(T_T)
そこで、秋の新作を考えてみました(^_-)-☆


さて、ことのきっかけは、これ↓

このオアシス製人工蛹室は、TAMさんから頂いた人工蛹室を、コピーして造った蛹室です。
大型の♂でも羽化不全しないように、数々の工夫がされていた逸品なので、使うのをためらっていましたが、コピーして少し大きめのタラとレギに使ってみたところ、2回使用しただけで、こんなことになってしまいました(T_T) 本物使わなくてよかった^_^;
やはり、オアシス製の蛹室は削れやすいので、どうしてもこうなってくるんですよね・・・

そこで考えたのが、この形をスポンジ製で造れないか・・・
ずっと悩んできたんですが、運命的?な出会いがありました(byプロジェクトX・・・)

それがこれ↓
ホームセンターに行った時、そろそろ年末の大掃除を考えなあかんなぁ・・・とお掃除コーナーをうろついている時に目が留まりました。
洗剤をつけなくても、水だけで汚れが落ちるスポンジタワシです。以前、使ったことがあって、その感触を覚えていたので、これが使えないか?とひらめきました(*^_^*)
このスポンジは、繊維の目が細かくて水につけると柔らかくなり、そのミクロの細かさで汚れを落とすことができるので、洗剤がいらないのです。またカッターで好きな大きさに簡単にカットすることができました。
その時使っていた製品名は「激落ち君」でしたね(爆)
今では同じような製品が沢山出てます。

これらのスポンジは、大抵細かくカットされていることが多いのですが、自由にカットして使える大きな塊のまま売っている物もあります。今回はそれをチョイスして、まずは無駄な努力?をしてみました(爆)

そう!TAMさんの人工蛹室をマネして作ってみよう!としたのですが、やはりいくらカッターで切りやすいからと言っても、カッター1本であの湾曲を掘り込むことは無理でした^_^;

案の定、ボロボロにしてしまいました・・・・


σ(^^) はカッター1本派の職人気質ですので、どうしても普通のカッターでしか物を作れません(笑)
(電熱カッターなんて便利なもんを知りません・・・)

そこで、このカッターでカットすることが出来る湾曲をいろいろ試して、辿り着いた形状がこれ↓
カッターの歯を最大限引き出して、スポンジの端から歯を回り込むようにカットしてやればU字型のカットができます。


これが底部品。
いくらスポンジとはいえ、底は削れやすいので、いつでも作り直しができるように簡単な形状にしました。
これは上になる部品。
こちらは、あまり壊されることがないので、丁寧に両側の壁の湾曲度合いを調整せいています。
この壁の出来具合で、蛹の寝返り体勢が変わってきますので、羽化不全防止にも影響すると思います。
そして、上下を合わせると、なんとか綺麗な円筒形になりました。これで直径が5cm、長さが13cmほどの人工蛹室ができました。これで、10cm級のタランドゥスも無事羽化できるはずです(^_-)-☆

   
25gほどの♂蛹を入れて、大きさの確認。このままでは頭がケースに直撃^_^;   余ったスポンジで、頭に枕を設置。   これで完成!
中の状態が確認できるように、少し隙間を作ってます。
         
 

ミニケースにちょうど収まるサイズです。
下に薄いスポンジを入れて、頭がほんの少し高くなるように設置しています。

2006年秋の新作は、いかがでしたでしょうか(^_-)-☆
蛹はうれしそう?に中でクルクル回っています。
スポンジの適度な硬さと目の細かさで、鋭いお尻のトゲも大丈夫なようです(*^_^*)


    ←こんな感じで、無事羽化しました。

蛹室もほとんど削れていませんでしたので、何個か造ろうと思います(*^_^*)