材産卵セットについて
私が使用した材産卵についてまとめてみました。
まず、材についての予備知識として得たことは
・タランドゥスは堅い芯付近に産卵床をを作って産卵することが多い。(芯がしっかりした材)
・菌糸の勢いがよいものを好む傾向がある。
・タランドゥスに使用する主な材としては、砂埋めレイシ材、人工レイシ材、人工カワラ材がある。
・レイシとカワラを同時セットした場合、レイシに穿孔することが多い(レイシ好き?)
・材の皮はむいても、むかなくてもどちらでもよい・・
・設定温度は23度前後。
思い出しながら書きましたので。。。

私が一番最初にセットしたのは、砂埋めレイシ材でした。 長女産卵セットレポート参照
ネットでタランドゥスの産卵方法について調べていたときに、「タランドゥス用レイシ材!」なんて見出しが合ったので、そのまま買っちゃいました^^; まだカワラ材と菌糸ビンセットの存在を知らなかった頃です。
その頃の写真があまりないのですが、砂埋めレイシ材の特徴は、材表面の菌糸の膜がとても堅くカチカチなのですが、中は指でさばけるぐらいとっても柔らかいです。
材の直径がとても太く(18cm以上)、タランドゥスの産卵にはよさそうなのですが、反面、中が柔らかすぎてかじるだけかじって出てきてしまうのもこの材です(ーー;)
表面が堅い膜で覆われているので、ショップで購入する際に芯の大きさを確認しにくいという難点もあります。ショップではカラカラに乾燥していますので、加水かげんも経験が必要だと思います。正直、初心者には難しい材ですが、産卵させることができれば、たくさんの卵が取れるそうです。
使用方法ですが、私は産卵失敗していますので、あくまでもネットと人から得た知識としてご披露します。
・材の皮はむく必要はないようですが、そのままだと水を吸収しにくいので、片方の木口をノコギリで薄くスライスします。
・加水は5分〜10分でいいそうです。(私は何時間もしちゃいました・・・)中がスポンジのように柔らかいので、すぐに浸透するそうです。
・簡単に加水後、そのままセット。オオクワのようにマットに埋める必要はありません。2,3cmのマットにドカッ!と置いてください。



程なくして、こんな感じになります(爆)

かじりたい放題です(-"-)

砂埋めレイシ材は、♀が穿孔しやすいので、産卵モードへのきっかけ作りとしてはいいかもしれません。
ただ、材質のバラツキや加水加減が難しいので、当たり外れが多いように思えます。
いつかは、砂埋めレイシ材で爆産させてみたいですね(*^_^*)

結局、砂埋めレイシ材では、セットして翌日に穿孔しましたが、中を粉砕するだけ粉砕して終わりました。中が柔らかいので、派手に削りカスがでるんですが・・・残念。


次に紹介するのが、人工レイシ材です。
人工レイシ材では、産卵成功しております。 次女飼育レポートで書きます
人工レイシ材は、これでもか!って感じで菌糸の膜で真っ白な状態になってます。これは人工カワラ材も同じですね。 材の太さは、いろいろ出ているようですが、メインは直径12cm前後ってとこでしょうか。私が使用したのは直径18cmと11cmのものです。
私が使用した人工レイシはタランドゥスを意識したもので、芯もしっかりと入っていて菌もよくまわっています。水分は結構含んでいますので、加水せずに使えます。あまりにも水分が気になるようでしたら、一晩乾燥させるのもいいでしょう。私は乾燥した温室内で使用しましたので、そのまますぐにセットしました。


私のセット方法ですが、
・まわりの菌糸膜のみを取り除き、材の皮はむいていません。
・下から3cmほどのところに♀の体が8割ほどはいる穴をあけてて、そのまま立ててマット上に置いてます。
・マットは必要最低限しか敷いてません。

ケースは、材が立てておける中ケース以上のものを使用しています。
このときの注意点は湿気です。材もかなり湿気を吐き出しますので、乾燥対策をしすぎると2,3日後には、ケース内に水滴がつき、マットにカビが生えだします。 私は乾燥より、新鮮な空気を絶えず送り、換気してやることの方が大事だと考えてますので、ケースのフタには何も挟んでおりません。コバエ防止用のメッシュシートぐらいは挟みますが、乾燥防止はしてません。材セットの場合は、早めの割り出しをしていますので、材の中がカラカラに乾くほど期間を置いてませんしね(*^_^*)待てません・・・

これは割り出したときの産卵床のあとです。
あけた誘導孔ではなく、自分で材の下側から穿孔し、中心に向かってではなく、側面沿いに産卵床を作ってました。
10cmほどの深さで18個産んでいました。タランドゥスはかため産みします。材のほとんどは手付かずのまま新品です・・・もったいない(-"-) その後3回使いまわしました(*^^)v
人工レイシ材について思ったことは、菌糸の再生が、産卵床の壁に黒くて堅い膜が張るような感じになっています。砂埋めレイシ材の表面のように・・・。今回、早めに卵で割り出しましたが、幼虫で取り出そうとするときに孵化した幼虫がこの壁を食い破ることができるのだろうか?と不安に思いました。


次に人工カワラ材。これも現在、安定して採卵できています。 次女飼育レポートで書きます
最近、よくショップで見かけるようになりましたね。

使い始めの頃は、ご覧のように皮を全部むいていました。
しかし、最近は、こんな感じで皮を残しています。

理由はいろいろあるのですが、乾燥対策を兼ねてます。
おそらく私のセットは、バリバリの乾燥セットです。こんなセットで2週間も置いておいて大丈夫!?ってぐらい、ケース内は乾燥します。しかも、温室内の乾燥と内気扇による風を送り込んでいますから、洗濯物も1日で乾きます(^_-)-☆

私の方針は、「ケースは乾燥させても、材の内部は乾燥させるな!」ですので、皮を残すことにより、材の湿度の調整を行っています。
 
セット方法ですが、人工レイシ材のセットと同じです。特に変えているところはありません。というよりも、材のよってセット方法を変えるだけの知識と腕がありませんので、とりあえず同じ方法でセットしています^^;
あけた穴と同じぐらいの高さまで、マットを敷いてます。よくマットはどのようなものを使用しているのかご質問があるのですが、マットはテキトーです。カビやダニが沸きにくい清潔なものであればいいと思います。
タランドゥスはオオクワと違ってマット内から産道を作って産卵するのではなく、材の内部に完全に入り込んで、そこに産卵部屋を作って一度に産卵するので、マットが必要ありません。歩ければいいです。
私は、写真のように、マットではなく成虫用の木くずを使用しています。風通しが良さそうなんで・・・
材の置き方は、横に寝かすか縦に置くか迷うところですが、立ててセットする方が多いです。
マットとの接地面にカビがはえることが多いので、できるだけマットとの接地面を少なくしているのが理由ですが、材が細いときは横に寝かせています。(あわゆきさんのマネm(__)mです)

ただし、材を立ててセットするにはケースに高さが必要ですから、必然とケースが大きくなります。冬場の温室内ではスペースに余裕がありません。今後の課題です。

砂埋めレイシ材は、十分な太さがあることが多いのですが、人工レイシ・カワラ材は太さが直径10cmぐらいのものがあります。
タランドスは材の内部に潜り込むので、大きなメスを使う場合は、なるべく太目の材を選んでやる方が安心です。
また、人工レイシ・カワラ材は十分に湿ってますので、加水の必要がありません。逆にあまりにも湿気が気になる場合は、一晩ぐらい乾燥させる場合もあります。私はセットしながら自然乾燥させてますが・・・
マットについてはすでに述べましたが、ケースについては風通しの良いものを使ってます。コバエシャッターやQBOX等の保湿性の高いケースを使用している方もいますが、人工カワラ材・カワラ菌糸ビンに限っては、カワラが吐く水が大変多いのでセット当初は蒸れすぎてしまう可能性がありますので注意してください。十分熟成させて水分が安定したカワラ菌糸ビンセットには、保湿性が高いケースを使用することもあります。
また、人工材については、最近いろんなところから販売されていますが、タランドゥスが産卵するにはいくつかの要素があると感じています。
・菌糸の勢いがよくて、中身がしっかり詰まって、芯がしっかり入っている
ような材が必要です。それには、元となる材の品質と菌をまわす技術が必要ですので、品質の安定した材を購入してください。
これらの材セットについては、あくまでも私レベルの見解ですので、もっともっとベテランブリーダーの方が沢山いますので、その方々のアドバイスも参考にして、自分に合ったセット方法を見つけてくださいね(^_-)-☆ 一応、はじめてから半年・・・・現在採卵数は80個を超えました(*^^)v